![]() | 永遠の出口 (2003/03) 森 絵都 商品詳細を見る |
一人の女の子の小学生から高校生までの成長記。
1986年生まれの著者が送ってきた時代の流れに即しているので、たのきんトリオやリトルツインスターズなどの懐かしー!名前が出てくる。
しかしちっとも面白くない。
レヴューを読むと評価はとても高い。
おおむね皆さん、ご自分の思春期の追体験が出来た、と感じているようだ。
つまり共感。
紀子はいわゆる“一人ではトイレに行かない女の子”の部類に入ると思う。
“お誕生会”が人生最大のイベントであり、好きな子の名を告白しあう。
子供には子供なりの処世術が必要だ。
しかし私には共感すべき点は、一切、ない。
一般的な女の子のカタチというものがいけ好かないのだ。
主人公の紀子は、小学生時代は友人との関係に悩み、担任との関係に悩む。
中学生でグレて、高校生で恋をする。
ただそれだけの話。
ふとしたきっかけでぐれてみたり、『第六章 時の雨』では突然の家族旅行に秘められた思惑を知り、大げさに驚くのだが、
は ぁ ?
って感じ。
実にくだらん。
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![]() | いつかパラソルの下で 森 絵都 (2005/04/26) 角川書店 この商品の詳細を見る |
異常なほど厳格な父のもとで育った3人のきょうだい
20歳になったのを機に家を飛び出し 仕事も恋人も定まらない兄
やはり成人するとともに 家をでて 男と同棲することによって
なんとか生活しているフリーターの野々
そして ただ一人実家に残った生真面目な妹
突然の父の死後 現れた元部下の女性の言葉は
性に対して異常なほどの嫌悪を見せていた 父の姿を裏切るものだった
部下との浮気
そして父が生前漏らした「暗い血」という言葉の意味は?
故郷を忌み嫌っていた父の過去を知るため 3人は佐渡へと旅立つ
そこで3人は親族と会い 父親の根幹を探ろうとするのだが
結局 得る事が出来たのは 大人しく頑なな少年の姿だけだった
物語の主人公 野々は恋人の達郎(ベルマークを集める堅実派)と同棲しているが
自分が不感症である事をコンプレックスに感じており
自分が真っ当な生活(就職をし 結婚する)が出来ないのは
自分をがんじがらめにしてきた父親のせいだと思っている
今までお父さんに あらゆる楽しみを取り上げられていたのだから
もう少し私は楽しんでいいんだ
私が女として機能しないのは お父さんのせいだ
しかし 根無し草のような暮らしぶりを達郎に指摘され ついに別れを告げられる
そして 野々は佐渡に発つのだが 自分が父を捨てたように
父もまた故郷を捨てたのだということに気付かされる
そして自分が何もかもを父のせいにしてきたこと
本来は自分自身の問題であるのに それさえも父の教育のせいにしてきたことに・・・
こういうのって誰しもが抱く感情かもしれない
自分のコンプレックスを親のせいにする・・・私自身 心当たりがある
コンプレックスを誰のせいでもなく 自分の問題だと認識できたとき
やっと人は独り立ちできるのかもしれない
【星つけます】



キャラクタがあまりにマンガチック
文章は読みやすく ユーモアもある
ラストが安直
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