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ベックは生まれたばかりの赤子の頃、行き倒れた母親の腕に抱かれたまま、マッコン族の砦のそばで拾われた。
小さき者という意味のベックと名づけられ、プリーステス(女魔術師)の弟子として育てられた。
やがて少女に育ったものの、師であるバンバはもうこの世になく、プリーステスとしての力は頼りない。
そしてフォモール族の悪魔の度重なる襲来によって、人々は急速に力を失いつつあった。
そんなある日一人の少年が部族を訪ねてくる。
異常なほど足が速く、言葉が通じない。
人々を導こうとしている様子は窺えるのだが、意味の判らない単語を叫ぶばかりだ。
「悪魔たち。ころし。来て」
「かけ足!」
少年に亡き母親の導きを感じたベックは、部族の戦士たちとともに旅に出ることになる。
しかし一歩砦を出れば、そこは悪魔の世界だ。
数々の危機を少年の不思議な力を借りてくぐり抜ける。
そして導かれた先には魔術師ドラストがいた。
彼は悪魔の襲来を根元から食い止めるため、力を貸して欲しいという。
ベックはドラストに弟子入りし、旅を続けることになる。
一向に魔術が上達しないベックだったが、ロード・ロスとの遭遇によって、その力は格段に向上する。
喜ぶベックだが、ドラストはそのことに疑念を抱く。
ベックの魔力はロード・ロスによる策略ではないのかと・・・。
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悪魔との戦いから戻ったダービッシュはゾンビ状態を抜け出しはしたが、日々悪夢に悩まされていた。
とはいえ、かろうじて平穏な生活を取り戻したグラブズに思いがけない朗報が入る。
ホラー映画の有名プロデューサー、ダビーダ・ヘイムが、悪魔研究に造詣の深いダービッシュおじさんに、新作映画のアドバイザーとしての協力を依頼してきたのだ。
ホラー映画が大好きなグラブズとビルEはもちろん大賛成。
おじさんはというと、ヘイム監督とともに訪れた心理学者ジューニーに心惹かれてしまう。
そして3人は、映画撮影のために作られた巨大なロケの町で暮らすことになる。
他からは隔絶されたその町の名は、映画のタイトルでもある『スローター(大虐殺)』と呼ばれる。
ダビーダは新作映画の情報が公開前に漏れることを防ぐため、撮影終了まで全ての俳優とスタッフをその町に留まらせるよう手配した。
莫大な資金を投じてつくられたスローター。
子役のエメットという新しい友人もでき、町の暮らしを楽しんでいたグラブズだが、悪魔が現れるシーンの撮影を見物したときに恐ろしいことに気づく。
作り物ではない。
あの、悪魔は “本物” だ。
本当のスローター(大虐殺)が始まろうとしていた・・・・。
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カーネル・フレックには幼い頃から 光のかけら が見えた。
それは色とりどりの奇妙な光で、ひらべったいがさまざまな形をしている。
宙を動くそれをカーネルは操ることができる。
光は誰にでも見えるものだと思い込んでいたカーネルは、学校でその話をしてしまう。
それをきっかけに彼には友だちが一人もいなくなってしまった。
孤独な生活を送るカーネルが死すらも考え始めた夜。
いつものように、ベッドで光のかけらを寄せ集めながら、かけら同士を組み合わせて遊んでいた。
でも心の中は憂鬱で、友だちがいない、本当の友だちがほしい、とそればかりを考えている。
ふと光のかけらの中に点滅するものがあることに気づいた。
何気なく、点滅するもの同士を組み合わせていく。
それにともなって点滅する光が増えてきた。
夢中になって組み合わせていくうち、とつぜん点滅が止まり、光は一斉に青く輝いた。
それはもうただの光ではなく、一枚のパネル。窓だ。
恐怖を感じたカーネルが逃げ出そうとすると、その窓から不気味な魔物の顔が現れる。
そしてなぜかカーネルもまたその窓に足を踏み出してしまうのだ。
気がつくとカーネルは幼い弟のアートを抱いたまま、部屋で発見される。
記憶はないのだが、数日間行方不明になっていたらしい。
何も思い出せないままだが、両親にはケンカが絶えなくなった。
大ゲンカの翌日、突然の引越しを言い渡される。
夜遅く、隠れるようにして住み慣れた町を出た。
引越した先のパスキンストン村は静かな村だ。
村には気さくな人ばかり。
ただひとり『魔女』と呼ばれるミセス・イギンを除いては。
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