2007/08/24 (Fri) 根源

私は自分の父親の顔も名前も知らないので、父親というものがどういう存在なのかが本当のところ解りかねている。
必要なものが無いより、余計なものがある方が時として不幸だ、っていうのはその辺から来ているのだが・・・。

年老いて痴呆の末、祖母が死んだときに母が云っていた。
「呆けて誰が誰だか分からない状態になっていたとしても、
 やっぱり心のどこかで頼りにしていたんだろうね。
 婆ちゃんが死んだらがっくりきたよ。」
それが“血”というものか、と思い知らされた気がする。

人はやはり己のルーツを知るべきものなのかもしれない。

でもやっぱり訊けません。


  あたしの父ちゃんどんな人なのって。絵文字名を入力してください


で?テケトーに拍手ボタンを押してるのはどこのどいつですか。
        ヽ(`Д´)ノゴルア





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2007/08/20 (Mon) 王道

ブログに自作小説を載せてるのってなんていうかな・・・
ちょっとウザいんだよ。
もちろん読ませるものもあるけれど、大抵は自己満足なんだな。

だったら読まなければいいじゃないか。

 その通り!(華丸風に

人のこと云える立場か?

 その通り!(華丸風に

お金取ってるわけじゃないんだから、好きな事を書いていいんだよ。
だからアタシも書かせてもらうのさ(おっと、ここで逆手に取った

恋愛小説っていうの?最初の一文で怖気がする。
登場人物に名前がついてるだけでサムい。
人さまの恥部を覗き込んでいる気がするからだろう。
但し、これは比較的、私個人の問題かと思う。

ストーリーを書くにあたって、文章はある程度こなれていなければ、
ならないだろう。
大切なのはリズム。音読しなくとも、頭は呼吸をしているんだ。
句読点。改行。これ大事。
プロの作家でさえ、ぎこちない文章を書く方がいる。
もちろん好みもあるだろうが、まずそこをクリアしないと前に進めない。

やたらと漢字変換するのも、要注意。
ひらがなの美しさを忘れてはならん。
ひらがなはやわらかく、実に表情豊かだ。

かの花村萬月氏も書いておったが、「自分のことは書くな」である。
いったいどれだけ特別な人生を送ってきたのだ、というわけだ。
だれもそんなものに興味はないのだ。
もっとハッタリかませ。

公開する場を選べ。
よく携帯小説は横書きだから読まん、という話を聞く。
ブログも選ぶべきだ。
フォントやデザインの自由度の高さは重要だろう。

さて『上手なミステリの書き方教えます』(浦賀 和宏著)はまさにミステリの王道というべきルールを、提示した上でことごとく破った小説であった。
実験的小説と云っても良いと思う。
それが出版され、利益が生じている。
浦賀氏は他の作品でもルール破り部分を見せている(そんな気がする

ということは、私が上にツラツラと書いた私個人が思うところの王道は、もちろん無視されてもいいわけだ。
但し作者が重々その効用を理解したうえでのみ有効である、と信じている。

そして私は、誰も読んでいないという事を前提として、このブログを運営している。

で?

気まぐれに拍手ボタンを押してるのはどこのどいつですか。

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2007/08/19 (Sun) ホルモンだよ。

更年期のイライラや神経不安に効く、という薬のCMを最近観る。

「私あれ飲まないかんな」ポツリというと

「買ってやろうか」と即答。

目に余るほどのイラつきようだという事か?
生理前だけだから堪忍な、゙ヽ(#`Д´)っ┌┛))ウラァァァ。

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2007/08/18 (Sat) 『妊娠カレンダー』を読む 小川洋子

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『妊娠カレンダー』
 十二月二十九日(月)
 姉がM病院に行った。

わたしは両親が続けざまに病死したのち、姉と彼女の夫と3人で暮らしてきた。
姉の妊娠が発覚し、わたしたちの生活はしずかに変容していく。
つわりに苦しむ姉はやせ細り、匂いに過敏になる。
化粧品も香辛料も隠され、煮炊きができないため、必要なら庭に電磁調理器とござを持ち出さなけばならない。
精神科に通う姉の機嫌を伺いながら、わたしは生活する。
姉のつわりに釣られて気分の悪くなる義兄がとても惨めに見える。

そしてつわりは突然終わりを告げ、姉は暴力的なまでの食欲を見せる事になる。

わたしは仕事先で売り物にならなくなったグレープフルーツを貰い受け、ジャムを作る。
鍋をかき回しながらわたしの頭には学生時代に参加した会合の記憶が揺らめいた。
アメリカ産グレープフルーツの残留農薬、防かび剤PWHの人間の染色体への影響のパンフレットだ。

  『PWHは、胎児の染色体も破壊するのかしら』

わたしはみるみるうちに脂肪をまとい始めた姉に、毒にまみれたジャムを食べさせ続ける。


静かな狂気、というのとも違う。
冷静に実験し、観察しているようだ。
そこには憎しみの片鱗もなく、だからこそ寒々しい恐ろしさがある。
最後の一文には背筋がスッと寒くなった。


『ドミトリイ』
進学のため上京することになったいとこが、わたしが昔入っていた学生寮を紹介してもらえないかと云ってきた。
その寮は控えめで物静かで部屋代も安い。
寮の経営者(先生)は、両手と片足が欠損しているが身の回りのことはすべて自分でこなしてしまう、ひとり住まいの穏やかな男性だ。

いとこは無事に入寮する事ができたが、わたしの六年前の記憶と比べて明らかに寮はさびれていた。
他の入寮者の姿を見かけることもなく、ただ、花壇にはチューリップが咲き、蜜蜂が飛んでいる。

いとこの様子を見るため、手土産を持って寮を訪れるが、なぜか彼と会う事ができない。
わたしは寮の先生とお茶を飲みながら、話をする。
いとこの近況を尋ねたり、先生の“他人の身体”への執着を垣間見たり、寮がさびれてしまった理由を聞いたりする。
寮には不吉な噂があるというのだ。
ある日一人の寮生が突然消えてしまい、警察が先生に疑いを掛けたせいで、寮生は次々と出て行ってしまった。

そして何度尋ねても、わたしはいとこに会う事ができない・・・。


ミステリーのような毛色でありながら、それ以上のものがある。
おぞましい物を想像させられるのだが、予想通りに事は運ばない。
いい意味で裏切られた。


『夕暮れの給食室と雨のプール』
引っ越してきたばかりの家に雨の中、宗教勧誘員の親子が訪ねてきた。
「あなたは、難儀に苦しんでいらっしゃいませんか」
父親はこうわたしに言った。
わたしは答える事ができない。
その男とその質問とわたしとの間に、なんのつながりも見出せなかったからだ。
男はあっさりと引き、子供の手を引いて雨の中を帰っていった。

後日、偶然その親子に再会したわたしに、男は給食室への一方ならぬ執着と雨のプールとおじいさんの思い出を語る。


他の二編に比べるとさして不穏とは感じられないが、充分に怪しい登場人物である。
読み取るべきものが、私には読み取れなかった。

.ア行の作家 小川洋子 | trackback(0) | comment(0) |


2007/08/15 (Wed) ハカリ

試すような真似はしたくないしされたくないな。
あとになって、

 あっちには書いてたのに君は見に来てくれなかったね。
 君は興味がないとこには行かないからね。

って、そりゃないでしょう。

そうしないと計れないからなのか?
しかし何を計ろうとしてる?
友情とか愛情とか?
そんで結局あたしは置いてけぼりか。

しかしいつまでもそんな言葉を覚えている私は執念深いw

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